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2014年5月17日 (土)

†トリル軸ヘラクレス構築† シーズン3最高レート2147達成()

 今回はシーズン3で使用したヘラクレセ軸の構築について紹介。やっと最高レートが2100を超え、レート民の人権(仮)を手に入れました。調子に乗って潜ってたらレート2147でロクブラ2連外しと急所引かれて負けました。極力痛みが発生しないように台パンしました。DSはベッドに投げつけました。とても冷静な判断だったと思います。ポケモンをする時間は機械工学の闇に飲まれて減少しましたが、むしろ前より頭が冴えていると思います。今春から始めた将棋の影響があるんでしょうか、ちなみに将棋に関してはキャタピー並みの種族値しかないので将棋をもっと勉強していきたいと思います。ちなみに構築名はヘラクロスクレセリアボルトロスを略して「ヘラクレス構築」としています。ヘラクレセ軸とボルトヘラ軸が混在しているのが由来です()。前語りはこの辺にして使用した構築について解説したいと思います。
 まず通常のヘラクレセはヘラ初手で相手を倒し、1体目に削られた体力をクレセによる三日月の舞と電磁波により、サポートして全抜き。 これは理想の流れであってだいたいヘラ対策の駒がいてうまくいかないと思います。電磁波によるサポートは実はあまりシナジーしていないと僕は感じました。電気タイプはヘラに強めな駒が多いと思います(サンダーやライボルト、ボルトロスなどであればボルトチェンジで有利対面を作り出し、麻痺にならないのでヘラクレセ側からすると苦手な相手と言えます。終盤の削れたヘラを処理するのに優れています。)、そしてみがわりなどで電磁波を回避された場合、ヘラの連続技の仕様により被害は最小限にできますが理想の流れと比べるとあまり良い流れとはいえないことがわかると思います。また卒研スタンでヘラを使用していてトリル張ったらヘラで全抜きできそうな場面が多々あったので電磁波によるサポートではなく、トリックルーム主体の戦法をとることにしました。結果から言うと吉で全抜きすることが多々あり、選出の7割近くがヘラクレセであったことからこのコンセプトの強さを伺えます。どのように強いかというとこちらのヘラクレセによる三日月の舞の流れを相手に読まれてクレセリアに身代わりメガサーナイトを合わせられ、対面して電磁波を撒き三日月の舞でヘラを回復させようとしたときなど身代わり持ちのメガサーナイトであればそのままこちらの持ち駒3体を処理されてしまう可能性あります、しかしトリルを挟むことで何のアドバンテージを失うことなくヘラでそのまま三タテすることも可能となるわけです。個人的にはヘラには電磁波によるサポートで1:2交換(相手のヘラ対策枠とこちらのヘラ対策枠に対する駒を除く)を狙うより、その広い攻撃範囲と火力から全抜きを狙うほうが魅力的に思えます。ヘラを上から殴ることによって対策しているポケモン、例えばリザードンXYなどに関してはトリル下であれば簡単に処理できることが多いのがトリル軸採用に拍車を掛けました。しかしトリルによるサポートでもファイアローはなんともならないのでそこは十分に対策しなくてはいけないです。またトリルを使用する上でヘラよりもSが遅く、こちらに一致で弱点を突くことができるマリルリ、クチート、ニンフィアなどがこのコンセプトの障害となります。ここで3枠目に添えるのがヒードランとなるわけです、マリルリに対してはヘラのタネマシンガンで十分に処理できます。クチート、ニンフィア、あるいはメガサーナイトを迅速に処理するためにヒードランの持ち物は眼鏡持ちとなっています。メガサーナイトは先ほどのトリル乱舞で処理できるのではないかと思われますが、仮に挑発を持たれていた場合、クレセがそのまま何もできないで負けてしまうのでクレセサナ対面はあまり理想ではない・・・。 なるべくヒードランで処理を行っていくことが望ましいでしょう。ここでこのPTの基本選出であるヘラクレセドランの並びとなります。
 
 この段階で一貫している電気をどうにかするためにガブリアス、こちらのPTによく選出されるサザンドラやゲンガーなどに対面から強く出れるチョッキマリルリ、相手のPT的に高速ATと先ほど挙げた対策が必要なポケモンが混在している場合(マリルリバシャサンダーあたりの選出に対して)にクレセリアによる展開ではなく電磁波によるサポートを行うことができ、ファイアローにもそこそこ強いボルトロスという経緯でこのPTは完成しました。以下個別に解説したいと思います。


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このガブリアス凍ってる・・・



ヘラクロス@メガストーン HA振り残りB
タネマシンガン、ミサイル針、インファイト、ロックブラスト
 ミサイル針、インファイトの採用理由は説明する必要が無いでしょう。等倍でガブよりやわらかいポケモンは倒せる・・・。タネマシンガンはマリルリ、カバルカの初手カバルドン、スイクン、ヌオー、ロトムあたりに必要です。カバルカの初手カバルドンはタネマシンガンで倒してルカリオに合わせてクレセ出してトリル三日月の舞でだいたい勝てます。PT的にギルガルドが重いように見ますが地震は採用していません。前回の卒研スタンで使用していてギルガルドピンポイントで有用性を感じなかったからです。ロックブラストとトリルを採用することでゲンガー、リザードン、ウルガモス、カイリュー、サンダー、ボルトロス、トゲキッスなどを何の苦労もすることなく突破することができるようになりました。ギルガルドに関してはガブリアスとヒードランが隙を見せない型となっているのでそちらを選出して処理します。抜き性能の高さは稀に見るレベルの高さで5世代のトリル珠ブシン構築を彷彿とさせるエースぶりでした。みかづきの舞の隙に身代わりを張られてもトリル+メガヘラで余裕を持って処理できる点が素晴らしいと思います。しかしメタも進んでいてだいたい初手でヘラに突っ張るポケモンは何かしら地雷を持ってるので有利対面だからといって油断しないで交換読み交換というよりは飛行技確認交換みたいなことが必要です。マニューラとかボルトロスには特に気をつけましょう。ツバメ返しとめざ飛行が飛んできます。あと耐久がそこそこあってマリルリの腹太鼓アクジェ耐えます。

クレセリア@ゴツゴツメット HB振り残りD
トリックルーム、冷凍ビーム、月の光、三日月の舞
 ヘラを復活させるため、ヘラの暴れる環境を整えさせるための駒。基本的にクッションにしか使いませんが月の光でいざというときに粘れるようにしてあります。本当はスキルスワップあたりが良いと思います。マリルリのちからもちやグライオンのポイズンヒール、ヒードランのもらい火などをいただきましょう。初手ヘラで不利な対面の場合、真っ先に投げられるのでオボンの実にしたいことがかなりありました。メガサナのハイパーボイスが乱数で2発なので初手不利対面だと運任せになることもしばしば。挑発でも確実に補助できるメンタルハーブも面白いのでこのPTを改良するとしたらそこらへんを試してみたいです。耐久は言うことなしの硬さで珠カイリューに2舞されてもヘラとクレセが残ってれば勝てます。冷凍ビームはガブリアスが出てきやすいので必須だと思います。

ヒードラン@拘り眼鏡 HC振りS無振りクレセ抜き
オーバーヒート、火炎放射、原始の力、ラスターカノン
 ヘラが対応できない妖精、ファイアローを処理する役割を持ちます。迅速にアローを処理するために原始の力が採用されていて交換読みでも打ちます。このPTはリザードンをよく呼び、ドランに後だしをしてくるケースが多く、リザードン側は基本的に低リスクで展開できるためこちらが不利な後手となってしまいます。仮に眼鏡ではなく、原始の力すら採用されていない場合は完全に起点にされることでしょう。原始の力はアローとリザードンピンポイントですが、構築的に呼びやすいので腐ることはないです。ラスターカノンは妖精を迅速に処理するために必須で一番必要性が薄いと感じたのはオーバーヒートでした。外しと2連耐えあるいはこちらよりSが高い回復技もちに対して完全に腐ってしまうのであまり打つ機会はありませんでした。火炎放射は非常に便利で一貫性を出してからトリックルーム放射連打で勝てることもあったりとトリルエースとして運用することも。Sはある程度伸ばしていて大体のメガハッサムを抜ける程度には振っています。Sは削ってもいいかもしれません。

マリルリ@突撃チョッキ HA振り残りD
グロウパンチ、じゃれつく、アクアジェット、叩き落とす
 クレセヘラで選出できないような並び、特に叩き落とす持ちが流行しているメガバシャーモ軸相手に真価を発揮します。仮に読み外れても突撃チョッキで誤魔化しが可能な駒なので相手にとっては仕損じる可能性がある地雷駒です。初手ニンフィアやサーナイトなどにも対応でき、そのタイマン性能と後出し性能はヘラクレセの補完として優秀で安定してサザンドラに投げられるのでクレセドランとも相性が良いです。叩き落とすは有利不利体面で打つと言うよりもある目的があって採用されています。それはポリゴン2とクレセリア、ゴツメギャラの突破に必要だからです。この3体はヘラで処理できますが、ヘラだけで処理をしようとすると選出が崩れてしまうことが多いので対策駒としてマリルリが採用されています。ポリゴン2とクレセリアは補正叩き落とす+グロパンじゃれつくによりこちらが優勢に立つことができます、ギャラにおいてもこちらがおそらく有利です。Aに振られている個体で自身を採用しているゴツメギャラは少し分が悪いですがだいたい、いい勝負ができるはずです。基本的に初手で様々な相手に対応できるため選出率も高めです。

ガブリアス@拘り鉢巻 AS振り残りD
逆鱗、地震、毒づき、ツバメ返し
 ギルガルドを落とすために鉢巻、リザードン、サーナイトに隙を見せないために最速。この構築はガルーラには弱くないのであまり意識してないです。毒づきは風船フェアリーや交換読みで打ちます。僕は交換読みの択は大好きなので逆鱗と同じくらい打ってるかもしれないです。ちなみに地震が一番打ちやすいです。ツバメ返しはこのPTには相手のヘラの対策が出来ていないのでよくヘラを呼び、それを返り討ちにするために採用しています。襷があまっているのでステロガブでもよさそうに見える人も居ると思いますがそれはこの手の構築の素人だと思います。ステロの甘みより高火力で押し切れるガブリアスのほうが僕には3倍はおいしかったです。襷だと妖精に対して圧力が掛けにくいのでこのPTなら断然鉢巻です。潰せる範囲が広いのでとりあえず選出しても活躍してくれます。鬼火ファイアローや鬼火ロトムを滅ぼすために空元気の採用も考えましたがツバメ返しが切れません・・・。

ボルトロス@珠 CS残りH振り
10万ボルト、ボルトチェンジ、目覚めるパワー氷、電磁波
 この枠は本来はライコウだったのですが、ガブがつらかったのでせめて逆鱗誘えるボルトロスになっています。ライコウと同じくメガゲンガーマリルリの並びを崩壊させることができるので強いと思います。今挙げた2体は9割くらいの確率で選出されるのでボルト軸の選出で対応します。ビビヨンやピクシーなどにも挑発()がありませんが、選出画面で圧力を掛けることができますがピクシーは普通に出てきますね。電磁波ですばやさ低めのPTを支えています。ライコウやメガライボルトが重く見える人もいるかと思いますが、その場合はヘラクレセ選出でだいたい処理できます。電気の一貫さえ出せればボルトロスでそのまま抜くことが出来るので抜きエースという役割もあります。そこそこ火力があるので終盤戦ではなかなか頼もしいです。またファイアローにも強めなので後出しは出来ませんが、悪くないです。マリルリが非常に重たいのでサンダーの採用も考えたのですが、電磁波のサポートと火力とSからボルトロスにしています。普通に考えてあの火力で先制電磁波も打ってるって汎用性高すぎだと思います。襷余ってるので襷でもいいですが、襷は何かと潰れる事も多いですし、抜きエースという役目もあるので珠になっています。

 机上論だけで説明するとあまりピンとこないと思うので参考にBVがいくつか残してあったので紹介しようと思います。

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相手のファイアロー怖すぎてロクブラ打ちました。しかも外してくれてます。あそこでミサイル針受けにアロー出されるほうが怖かったので仕方ないです。最後は火炎放射が一貫していたので眼鏡ドラン出してます。ちなみに相手の選出は的確で僕の読みどおりだったので助かりました。(なぜアローに恐怖していたのか)

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自分でいうのも何ですが、枚挙帰納法的プレイング過ぎやしませんかね・・・。原始の力ドランはこんな感じで使います。

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こんなときにオボンの実クレセリアにしたくなります。あそこはロクブラにマリルリ合わせてアクジェ退場からのクレセ死に出しでよかったと思います。プレミです。基本的な流れはこんな感じでクレセ死に出しを求められることもしばしば。うまく行き過ぎてる試合は無関心で終わってしまい、BVを残し忘れるのですがこんな感じに多少トラブルが発生して今後の参考になるものはBVにしています。基本的にはこちらの課題が浮き彫りなBVしか残ってません()。

 PTの使用感としては今まで使った構築とかなり趣の違うPTで慣れるまであまり勝てませんでしたが、これヘラクレセでいけるんじゃね?っと見分けられるようになると勝率8,9割くらいになった感じです。僕の感覚では前述のとおり5世代の珠ブシン構築並みに強かったと思います。補助に特化したクレセリアはあまり使ったことがなかったのですが、なかなか使いやすかったと思います。このPTのキモは選出とプレイングでとにかくヘラの障害を失くしてそこからヘラクレセで全抜きするという形とヘラとボルトで選出する形、ヘラを選出しない形をいかに正確に導き出すかに依存している部分があるので改善をするとしたらもう少し選出の負担を減らせるような形にしたいですね。単体スペックが高いポケモンの更に汎用性ある型のポケモンを採用しているのでヘラに依存しなくてもある程度戦えるようになっていますが、ギミックと呼べるほどの代物ではないので他ギミックでヘラクレセと相性がいいものを探して組み合わせたらもっと選出が楽で安定したものになるのではないかと思います。僕がXYで使用した構築で初めてレート2100を超える事が出来たので思い入れの深い構築となり、次は2200を達成できるような構築を考えたいという目標が出来ました。新生活でプレイ時間は減りましたが、今回の構築のように原点に戻って深く考えながら気長に2200を目指したいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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コメント

構築の内容を読んでいたらこの構築を使いたくなったのですが、各ポケモンの性格は以下の通りであっていますか?ヘラ:意地クレセ:図太いドラン:控えめマリルリ:意地ガブ:陽気ボルト:臆病

 コメントありがとうございます。返答が遅れてしまい申し訳ありません。非常に読みにくい文章だったと思いますが、興味を持っていただかれたようで幸いです。各ポケモンの性格はコメントの通りですが、環境的にトリルヘラが相当刺さりにくいものとなっているのでASベースのヘラクロスで電磁波中心にフォローしたほうが強いと思うのでぜひその点も考えていただけたらよりよい構築になると思います。トリックルーム軸だと環境的にはクチートのほうが圧倒的に分がいいのでトリル中心であればブログリンクをしているぶえいぬさんのクチート軸の構築をお勧めします。

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