2016年9月24日 (土)

ヘラクロス軸についてのまとめとお礼

メガヘラクロス(以後ヘラクロスとする)を主軸とした構築を考えるとき,ヘラクロスの素早さ種族値がネックになりやすい.ヘラクロスの素早さは中速に属し,現環境におけるガブリアスやメガガルーラ(以後ガルーラとする),そのほか諸ポケモンに一方的に処理されやすく,扱いが難しいポケモンである.そこでヘラクロスを取り扱う上で二つの選択肢が発生する.一つは中速から自分より遅いポケモンを処理する方針ともう一つはその優秀な耐久と絶妙な素早さ種族値を活かしたトリックルームを用いる方針である.次節で中速から自分より遅いポケモンを処理する方針(ASベースの型)について考察する.


               「メガヘラクロス」の画像検索結果 

 

まず中速であることを活かしたASベースの型について考える.この型は自分より遅いポケモンに対する処理効率の良さが評価出来る.元より制圧力は非常に高いので仮想敵に対して圧倒的優位な立ち回りが可能である.そして主にこの方針において問題となるのは仮想敵の少なさにあると考えられる.しかしながらヘラクロスの「中速」の利点,つまり耐久ベースか準速ベースか一見で判断することは難しい点と身代わり等の採用によって状態異常の回避,および有利対面のキープ値(交換されても攻撃を継続する能力)が高いというメリットがある.このことからASベースは相手のペースを一方的に掻き乱す能力に秀でていることが分かる.しかし,仮想敵に対する念密な選出パターンおよび行動選択のパターン化が必須であり,構築に求められるプレイヤースキルは高い.ASベースの採用は後述するトリックルーム軸より新しいもので対受けループ要因で剣の舞を採用したものやファイアロー等の追い風を活かしたものなど型に嵌らないトリッキーな動きを見せてくれる.構築としてはガブリアスやガルーラに対して比較的安定して受けだせるクレセリア,クレセリアと補完が取れており,ファイアロー等に安定するヒードランを中心に構成される(以後クレセドランとする).このタイプの構成における残りのポケモンはバシャーモ等に隙を見せにくい優秀な地面枠であるガブリアス,電磁波によるゲームメイクへの干渉が評価できるボルトロス,残りは相性の良いメガシンカ(ガルーラ,ゲンガー等)や妖精タイプのポケモンが採用されることが多い.またクレセドラン以外ではボルトロスとランドロス,スイクン等を採用したグットスタッフ(ロバスト性が高いポケモンを中心に構築される)等に組み込まれる.ASベースのヘラクロスに関しては私自身使用したことがないのでこの程度しか情報を整理出来ていない.だが,ASベースの奇抜さや奇襲性の高さから念密に考えつくされた構築において短いシーズンの採用に関しては爆発的な強さを発揮するのは事実である.現環境では環境の変化が激しいのでシーズンごとにメタの対象を整理することが特にASベースでは必須であろう.後述するトリックルーム軸に関してはコンセプトがブレないため,構築の趣は基本的に定まっている.このような差異を対比させながら次節にてトリックルーム軸について説明する.

 

トリックルーム軸のコンセプトについて触れる.トリックルーム軸の基本コンセプトはヘラクロスを先陣に立て,相手の駒を一枚剥ぎ,トリックルームと三日月の舞を併用したサポートにより残りの駒を殲滅するという流れとなっている.所謂「トリパ」に該当し,コンセプト自体は第5世代環境のトリルローブシンの系譜を受け継いでいる.しかしながらトリパ自体は第5世代よりも相対的に弱体化しているので総合的な構築の安定度は第5世代のトリルローブシンほどではない.弱体化した要因は主にファイアローとガルーラの猫だましの存在,またマリルリやクチート等の鈍足かつ採用率が高いポケモンが一定数存在する点などが挙げられる.これらはトリル以前にヘラクロスに対しても向かい風となっているため,これらの要因が散在している相手に対しては安易にこちらのコンセプトを押し通せない.そこでサイクル戦にもある程度対応させなくてはいけないことからトリックルームに依存しない構築に仕上げる必要が出てくる.そこでヘラクロス中心のサイクル(ファイアローやボーマンダが絡んでくる)にもある程度対応でき,ヘラクロスの足回りを強化できるボルトロスの採用が必然的に多くなる.これらのことからトリックルーム軸を主眼としたクレセリアとトリルに依存しなくヘラクロスとサイクルを共有できるボルトロスという二体のポケモンの採用はほぼ確定してくる.しかしトリックルームを採用するのであればヘラクロスのほかにもトリルエースを採用しなくてはトリックルーム展開時の盤面変化を有効に活用できているとは言い難い.そこでタイプ相性もよく絶妙な素早さと火力,ヘラクロスの展開があまり有効ではない物理方面に堅い駒に対して強気に出られるヒードランやニンフィア等に火力強化アイテムを持たせて構築に組み込む.残りは電気無効枠としてガブリアス,第2のメガシンカ枠としてガルーラやゲンガー,構築全体として切り替えしが難しいサザンドラに強いマリルリ等を採用してトリックルーム軸の雛形が完成する.この雛形自体はXY環境の第2シーズンに私が考えたもので,これ以前ではヘラクロスはバトンタッチ先として採用されていることが多かった印象がある.この雛形を考えた者としてトリックルーム軸の利点と欠点について整理すると以下のようになる.

 

利点

・現環境では残ポケが2:3になると圧倒的に不利になりやすいが,残り3体に対するトリルエースの一貫性によっては逆転しやすい

・構築のコンセプトがブレにくいので選出パターンや行動選択を整理しやすい(自然と決まってくる)

・トリックルームによる切り替えしが現高速ポケモン環境に刺さっているのでトリルすることを念頭にいれておけば不意の事故もある程度リカバリー可能

・トリックルームに依存しない

 

欠点

・ヘラクロスをゲンガーに捕まえられて1:1されるだけで構築のコンセプトを失う

・相手のASベースのヘラクロスに対して何も基本的に勝ちパターンを掴み難い

 

総じてトリックルーム軸の構築としては完成度が高いと考えられるが,ゲンガーに対しての脆弱性に注意が必要である.特に滅びゲンガーに対しては下手を打つと2枚こちらの駒を削られる上に催眠術ゲンガーであれば場合によっては3体とも処理される可能性すらある.この構築を改善するとすればゲンガーに対する安定した行動選択と一部の特殊戦術(状態異常関連)に対する布石を用意することである.またコンセプトがブレ無いということは考え方によっては「読まれやすい」ということにもなるので不穏因子が散在する局面はより慎重に立ち回る必要がある.

 

そしてASベースと対比すると全体的に型嵌った,雛形通りの構築になりやすい点もトリックルーム軸の良さであり,悪さでもある.言い換えれば個性が出しにくいということかもしれない.結局,目的が定まっているかそうではないのかの違いだけれど目的(この場合トリル展開を指す)が適切かどうか判断し,どちらが環境に刺さっているのか見極めなくてはならない.

 

この記事を書いた理由は思い入れのあるトリックルーム軸のヘラクロス構築に対する懺悔である部分が大きい.私は雛形を考えたもののこの構築を大成させてやることが出来なかった.私自身の手では叶わなかったものの類似の構築でよい結果を出している人が一定数いて私はうれしかった.それが私の雛形でなくても結局ヘラクロスというポケモンに対する執着によるものなのかもしれない.ただこうしてポケモンについて考えるのは楽しく,またポケモンを通して他の人と繋がりを持つことも楽しきことだということは確かである.だから誰に頼まれたわけでもないのにこうしてせっせとブログを書いている.

 

 

なぜだが一定数の人がこのブログを訪れていてとてもうれしかった.このブログは字が多くて(かつ誤字,脱字も多い),読みにくいかもしれないし,内容も最近は構築記事というよりはポケモンバトル一般の考察が多くなってきているけどそれなりに筋が通ったことは書いているつもりであるが,需要はあまりないような気もしていた.それでも誰かが読んでいると思うと愉快になった.

 

最後にORAS環境は終幕したわけだが,今までブログを読んでくれた方々,本当にありがとう.

 

2016年4月23日 (土)

アンビバレンス

 アンビバレンスとは両面価値,ある対象に対して相反する態度を同時に示すことである.
ポケモンにおけるアンビバレントな対象について考えると思いのほか多数の該当例が存在する.



 ポケモンにおけるアンビバレントとは何か.抽象的な表現をするのであれば「強いけど弱い」という表現が適当である.ポケモン対戦において「強さ」と「弱さ」が共存したある状態に陥ることは珍しいことではなく,むしろ一方的な状態であることのほうが稀である.型,選出,技選択.これらすべてにおいて正しい選択をすることはおそらく不可能である.すべてのトレーナーは経験則的にこれらの事実を受け入れている.ある人がある選択をして失敗したこともあれば成功したこともあるということは,その選択対象に対して肯定的でもあり否定的でもあると考えられる.一般論で述べたため,ひとつ具体例を挙げて説明していく.
 
 
                  「ゲンガー」の画像検索結果



 催眠術を採用したゲンガーはまさにアンビバレントな対象であるといえる.催眠術は基本的に条件が整わないと撃たないというのが使用者間のもっぱらな口癖であるわけだけどそれの意味することをよく考えるとそれは「強いけど弱い」を目立たなく主張してるわけである.なぜ「強い」と明言しないのだろうか?




 「外すリスクを勘定に入れている」という風に説明しそうだが,それは適当な主張ではないと私は感じる.それは外すリスクの勘定は使用者が受容すればよいわけでそれを情報として提供する者が説明する義務もなければその存在を明かす必要もなくその説明には別の要因があると考えられる.私はこの一連の説明行動をアンビバレントな状態によるものだと考察する.つまりこれは無意識に対象(今回は催眠術採用のゲンガー)への葛藤を訴えかけていることがしめる意味のほうがリスクの説明より大きいのではないかということである.対象に対する二つの感情,肯定的感情と否定的感情のどちらかが抑圧され,それにより人の行動(今回は言動)が変化したと考える.あくまでリスクは裏づけであり,主題になりえないと私は感じる.リスクは自己責任であり,やはり両面価値的な状態でなければその葛藤する部分を説明しないのが普通である.特に本ゲームは情報が鍵を握るわけであるからその対象のエッセンスになりうる部分を説明し出すのは不思議なことではないだろうか.これらの行動に対して罪滅ぼしというよりはアンビバレンスという言葉のほうが問題の本質を貫いている.





 これらのことから得られるのは催眠術はリスクを帳消しにしても得られるリソースが大きいが,アンビバレントな対象であるためついつい説明ではリスクについて強調しているという仮説である.そもそも催眠術を限られた条件で運用している使用者はごく一部であるし,そのゲームに干渉する能力は対戦相手も知るところである.この仮説を精神科学を主たる根拠としているため立証することは難しいのでただの暇潰しでしかない.ちなみに心理科学の再現性は有名な科学雑誌によると4割程度であるためやはり暇人の時間つぶしにしか見えないが,これは研究のエッセンスになりうる部分はやはり隠しておくわけで論文に書いてあることだけでは再現できない背景があるらしい.私は工学部の院生なので精神科学に関しては無知であるが,たまに自分の身近な命題に対して考えるのは面白いと思う.

2016年3月20日 (日)

s14使用構築「ボルトスイクンつかわせて,おねがい」

 こんにちは.シーズン14お疲れ様でした.後半時間が取れたので久しぶりにポケモンをしました.今シーズンはクチートやマンダが見直され,ガルーラが秘密の力等の相手の役割破壊を遂行する型が流行したシーズンだと思います.特にカバガル,クレセガルのような指数上秘密の力ガルーラ等に有効的な受けを控えに置く構築が多かった印象があります.またバシャーモのバトンをギミックとして取り入れている構築も増加しました.

 今シーズンは秘密の力ガルーラを中心に構築を組みました.私は厳選がこの上なく嫌いなので基本的に準伝説は使いません.その制約の元だとアローかカバルドン,マリルリくらいしか環境の中心にいるバシャに強く出れるポケモンがいませんのでガルーラを採用する構築ではよくこれらのどれかを採用することになります.

 僕はストッパー兼フィニッシャーとなりうるファイアローを採用することが多いです.ガルアローは攻めの観点から評価すると上からの縛り性能が高いのが魅力的であるといえます.しかし現環境ではアローとボルトとの偶発対面から一気に劣勢になることが多く,その点を考慮して構築を考える必要があります.プレイングも基本的にアローから選出することはやめて前半に荒らし要因によってある程度一貫性を作り出すことを意識しました.荒らし要因はハチマキガブリアスを採用しました.これにより相手のガルーラに対する安定した削りを行えます.これで基本選出である初手ガブにガルアローが完成します.

 この選出はガブリアスより遅いポケモンが多い構築に対して真価を発揮する選出パターンです.故に初手にガブリアスを一撃で葬る高速アタッカーを選出されるだけで2:3の状況になる可能性があります.そこでタイマン性能が高く,広く打ち合えるオボンローブシンを採用しました.ローブシンの特性を根性にすることでファイアローの天敵であるヒートロトムの鬼火等に対して睨みを利かせることができ,ガブリアスと合わせることでアローのケアを行うことも可能です.ここまでで飛行の一貫があり,またヤドラン,カバルドン等で詰むので水・電気枠としてロトムを採用しました.最後に全体として重いクチートや竜の一貫を切るためにギルガルドを投入し,今期の構築となります.次にそれぞれの構成について記します.

メガガルーラファイアローガブリアスローブシンロトム(ウォッシュ)ギルガルド





 
メガガルーラ ガルーラ@ガルーラナイト
【特性】 親子愛
【実数値】 209-194-120-58-121-123
【構成技】 秘密の力,炎のパンチ,グロウパンチ,不意打ち

 環境全体がガルーラ意識でゴツメによるスリップを狙う傾向が強いので秘密の力採用.火力は少々足りないが十分な制圧能力があり,「ゴツメ枠」を機能させないため強力であった.炎のパンチはナットレイを意識して採用したが,冷凍パンチ等を採用したほうが良い場面が多かったため変更したほうが良い.配分はガルーラの縛り性能が確保しやすいグロパン採用のHAベース.



ファイアロー ファイアロー@青空プレート
【特性】 疾風の翼
【実数値】 175-146-91-73-100-146
【構成技】 ブレイブバード,羽休め,剣の舞,鬼火

 展開能力に優れる鬼火プレートアローを採用.鬼火はカバルドン等に打ち,強引に展開していく.ガルーラからゲンガーへの引先でもある.受け,抜き,削りの3拍子を1体で行えるため選出率が高い.


ガブリアスガブリアス@拘りハチマキ
【特性】 鮫肌
【実数値】 183-182-115-85-106-169
【構成技】 逆鱗,地震,ダブルチョップ,岩石封じ
 
 初手の削り要因.役割破壊するには火力は足りないが,十分な荒らしを行える.場合によっては控えにし,電気の一貫を切る(初手ライコウ等が予想できる場合).




ローブシン ローブシン@オボン
【特性】 根性
【実数値】 207-195-121-54-99-66
【構成技】 ドレインパンチ,マッハパンチ,冷凍パンチ,叩き落とす

 オボンでタイマン性能を高めた.ガルーラに対しての安定性やスカーフガブリアスに対して後だしから処理が可能など選出の拡張性が高まった.厨パに対しては非常にローブシンが刺さっているが,後だしから道連れor催眠術で切り替えされる.特性を根性とすることで鬼火に対する後だしを行えるようにしている.




ロトム(ウォッシュ) ロトム@拘りメガネ
【特性】 浮遊
【実数値】 155-76-128-54165-129-114
【構成技】 ハイドロポンプ,10万ボルト,ボルトチェンジ,トリック
 
 アローに対する引先.マンダに対する牽制の意味も込めている.スイクン,ヤドラン等を押し切るためにメガネ.選出率はあまり高くなく,選出できる構築も多くない印象があるので何かしらてこ入りを必要とする枠.




ギルガルド  ギルガルド@食べ残し
【特性】 バトルスイッチ
【実数値】 161-49-171-88-172-107
【構成技】 シャドーボール,キングシールド,身代わり,どくどく

 ギルガルドミラー,ポリクチ等を強く意識してどくキンシ.最近のガルーラは炎のパンチや噛み砕く持ちが多いため,うまく立ち回れば十分相手ができる.あまり意識されていないのか刺さる構築が多いと感じた.高耐久がいないため,竜の一貫切りとして重要.




総評

 弱くはないもののまだ粗削りな部分があり,磨けば勝ちきれる構築になる.特に以下に示す点を熟考すべきである.

1.ゲンガー等のSが高く絡め手を駆使するポケモンへの処理
→スカーフガブリアスなどのような上から縛るポケモンがいないので自由に行動される.

2.カバルドンに対してより安定した動き
→現在はミトムorアローの鬼火で誤魔化すので命中不安定.

3.対妖精(特に強化アイテム持ちのニンフィア)に対する処理
→耐性的にこちらの構築に刺さっている妖精に対して一撃で仕留めれるポケモン,あるいは展開できるポケモンがいない.

4.個々のポケモンの調整や構成を環境に合わせる.
→1年前からほとんど変わらないのはさすがに駄目です;




 ガブガルアローの構想としては従来のスカーフガブリアスのものより攻撃的になっており,その分ゲンガー等に対する隙を見せている.しかしながら基本的な軸の強さに関しては引けを取らないため,原案としての価値はある.






雑感
 
 環境的にもやはりスイクンやボルトロス等のポケモンを使用しないスタンダードはパワー負けあるいは採り得る選択肢が減少するため,「厳選」をしなくてはいけないと感じました(悲しみ).厳選から逃げるな.久しぶりに触ったわりに戦えたので(最高レート2054,最終2020,弱い)また時間があったらポケモンをしたいと思います.特にバトンに興味があるのであのあたりを考察したいと考えています.また7月くらいに国際学会に出るのでその準備等であまり時間が取れませんが,なるべくブログ更新したいと思います.更新頻度が低下しましたが,一定数の人が見てくれてるようなのでその人たちには感謝しています.どうぞこれからもよろしくお願いします.
やっぱり厳選したくない・・・

2016年1月23日 (土)

浮上

 また少しずつ更新します。どうぞよろしくお願いします。

2015年7月14日 (火)

ポケモンにおけるロバスト性とその評価

ポケモンにおけるロバスト性とその評価について     


 
今シーズン私自身のシングルレートでの戦績は無残なものでしたが、一つ興味深い構築の捉え方ができたので記事にすることにしました。初めに注意するとこの記事はポケモンの構築記事ではなく、一種のコラムのような内容になっていますのでご留意ください。  






ポケモンにおけるロバストということについて考えさせられた経緯について説明していきます。まず今シーズンの一つの特徴としてボルトロス、ランドロス、スイクンの増加が挙げられますが、これらが増加した理由について私はこの変遷に対して少し不思議なことだと感じられました。確かに3体とも優れたポケモンですが、今までこの3体がここまで個体数を増やした環境は僕の記憶が正しいければなかったと思います。今まで数が増えなかった理由を整理すると第一に単純に入手に手間が掛かる、これに尽きると思います。さらにこれも重要な理由となりうるのですが、この3体はスペックは非常に高いですが、基本的に構築の軸として機能するポケモンではなく、所謂「補完」という名目で採用されることが多いということです。ある一定の役割を構築段階で持ててかつ様々な場面で役割を遂行できる便利屋であること。基本的にスペックが高いポケモンにしかできないことですが、これは単に種族値やタイプ、特性、技の個々が優れているからというわけではなく、ここで重要な要素となるのは「便利屋」という点です。ここでの便利屋という単語は対応範囲が広く使いやすいという意味で用いています。特に注目しなければいけない点は範囲です。



                                                 
          
                       スイクンクレセリア

 たとえばですが、一昔前の環境プールについて考えると「受け」という概念ではクレセリアというポケモンが台頭していましたね。クレセリアは受けという観点では最高の種族値を持っていますし、技も比較的に良いものが揃っています。これに対して現在はスイクンというポケモンが環境に成り代わっていますが、これがまさにポケモンにおけるロバスト性が重要であるか示していると思います。まずこの2体をスペックで比較するのはナンセンスです。なぜならまったく同じ役割を持っているわけではないからです。役割面からみるとクレセリアは基本的に受け、そして状態異常による補助が役割、三日月の舞などによる味方に干渉する技が魅力的であると言えます。それに対してスイクンはまず受ける型と受けないで相手を詰ませる型に二分できますね。ゴツゴツメットとカゴのみで大きく役割が違います。そのほかにも型はありますが、この二つが圧倒的に使用率が高いです。ゴツゴツメット型は物理を受けるという観点ではクレセリアに劣ります。しかしミラーコートによる不利対面での切り替えし能力や交換際の熱湯によるやけどダメージおよび物理アタッカーの機能停止の付与、タイプ上での弱点の少なさによる選出のしやすさが非常に評価できます。そしてカゴのみ型は眠る瞑想で相手を詰ませに行くのでまったく異なる役割を持っていますね。この時点でスイクンは受けとしてはクレセリアに劣りますが、全体を通して対応範囲が広く汎用性が高いということが言えます。しかし、汎用性が高いという解釈だけでは実に味気ない上になんだかすべて表現しきれていないように思えないでしょうか?汎用性とは一般的に活用できる範囲が広いという意味ですが、スイクンの強さは本当にそれだけなのでしょうか?









 そこで僕はこの表現しにくいスイクンの強さをロバスト性と解釈しました。まずロバストという言葉について簡単に説明しましょう。制御工学に精通していたり、あるいは情報工学、統計学等の心得がある人はご存じだと思われますが、若干分野で意味合いが異なる場合があるので今回は



1.様々な外乱に耐える
2.多様な問題に対応できる
3.異常が起きても止まらずに動く、または壊れずに復旧できる



上記の通り定義します。ロバストは堅牢さなどを意味する英単語ですが、様々な分野で一種の不測の事態に備えた安全な機構という意味で用いられます。僕はこのロバストという考え方はポケモンにも取り入れることができる、あるいはすでに気づかない形で取り入れられていると思いました。一般的にプレイヤー間で汎用性という言葉は使ってもロバストなんて言葉は使いません。しかし汎用的という言葉だけでは表現できていない部分をロバストという言葉はカバーしています。




 例としてある人が構築を組む際、様々な制約を持たせる場合があります。電気無効枠、地面の一貫を切る枠、催眠対策などなど細かな制約を持たせて構築を考えるプレイヤーは非常に多いですし、理に適っています。この行為自体がまずロバストネスを構築という系に対して適応していると言えるでしょう。そしてこれはポケモン単体や選出にも適応されます。そして話はスイクンの表現しにくい強さという部分に戻していきますが、その強さはまさにロバストネスと表現していいのではないだろうかと私は思います。そこで一つずつ定義に適応していきましょう。










①様々な外乱に耐えるとありますが、ポケモンにおける外乱とはなんでしょうか?これは本当にたくさんあります。まず急所、追加効果、相手の選出と個々のポケモンの型の予想と実際のそれとの偏差、相手の思考パターンあるいは自分自身の精神状態などが挙げられますが、これをすべて制御するのは不可能と言っていいでしょう。急所と追加効果は被弾回数を減らせばなんとかなりそうですが、相手の選出と型の予想は外れてもどうしようもないでしょう。完全には予想できませんが、ある程度予想できればいいほうだと思いますし、あまり決め打ちするのはよくありません。ここで相手の選出と型とありますが、汎用性が高いポケモンがいれば出てきそうではありますね。対応範囲が広く、手広く役割を遂行する便利屋・・・。そう考えるとクレセリアと比較してスイクンは真っ先に出されそうですね?これは相手方からすると選出をピンポイントで決め打ちしないで対応範囲が広いポケモンでお茶を濁すというある意味ロバストネス的な考えのもと選出されていると考えられます。スイクン自体は急所や追加効果には強くないですが、この辺の外乱を対処できているポケモン自体が稀有ですし、ここではあくまで選出のしやすさと選出後の貢献度いう観点で評価しているので注意してください。








 次に②多様な問題に対応できるとありますが、スイクンは本当に対応できる範囲が広いですね。これに関して補足は必要ないでしょう。③に関してはこれもまた選出絡みのロバストネスの解釈で納得できそうですね。選出をある程度読み違えても前述のミラーコートや起点対策のほえる等々で十分仕切り直しできることが多いです。これらの考えからスイクンは汎用的であり、ロバストネスという観点からも評価できるエクセレントなポケモンといえるわけで数を増やした理由も頷けるわけです。




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 ここで少し疑問になるのが汎用的であり、かつロバスト的にも評価できるポケモンとできないポケモンについてですが、まず起点にされるリスクが高いポケモンはロバストなポケモンとは評価できないと思います。要するにトレーナーが口にする「事故」が起きやすいポケモンはロバストネスという視点からは評価は低くなります。そして最近のトレンドのポケモンを見ていくと前述したスイクン、ボルトロス、ランドロスやガブリアス、ガルーラ、ファイアロー、ロトム、ゲンガーあたりもロバストなポケモンと言えるでしょう。昨今のトレーナーはロバストな構築を組むのが主流になりつつあるのが、このようにある程度大雑把なデータからでも判断できます。ロバストな構築が必ずしも強いかというとそういうわけでもないと私は思います。つまりロバストな構築に組むと皆形が似てくるという明確な弱点があります。これは制約を構築段階で強く持たせすぎていることに起因しています。たとえばある大会でのKPではガブガルスイクンボルトバシャゲンガーのような構築がダントツで多かったようですが、この構築はロバストな構築と言えますが、逆にいろいろ中途半端になっているとも言えます。受けはスイクンで誤魔化し、高速アタッカーはボルトロス、所謂害悪にはゲンガーというように一見きれいに役割を分担できています。しかしこの構築は明確に誰かをメインに据えていないのが弱点だと思います。ガルーラがメインなら僕はサブにクレセリアを据えたほうが活きてくると思います。あるいは壁バトンなどのほうがガルーラの持ち味を引き出していると思います。(しかし、ロバストなポケモンは1体である程度完成されたスペックを持つものが多いのでこのあたりの解釈が難しい)要するにおいしいものだけを皿に乗せても総括してそれは必ずしもおいしい料理とは言えないということです。ポケモンを料理に例えている四天王もいましたが、なかなかいいセンスをしています。これらからロバスト性と構築のギミックというのはある意味トレードオフの関係になっているとも解釈できます。(ちなみに前述の構築はものすごくローブシンが重くなっているように見えるのですがガルーラで無理やり処理していたのか、個人的にいろいろ気になるところがあります。)




まとめ
・ポケモンにおけるロバスト性を確認できた
・ロバスト性とギミックの自由度はある程度トレードオフの関係にあることがわかった
・昨今は選出時の安定性、構築段階の安定性、つまりロバストネスな構築を設計することが主流となっていることがわかった
・シーズン終了後の構築記事公開などにより、上位の方々はロバスト性を重視しつつも、型に嵌らない構築を設計していることがわかった



 僕は今期自然とロバストな構築を設計しようとしていて沢山負けましたが、その完成形が似る現象を制約が強すぎると理解したあたりから新しい観点からポケモンを解釈する楽しさを学べました。「勝負」は勝たなければおもしろくないのはごく自然なことですが、「ゲーム」は敗北からもその楽しさを得られるものでなくてはいけないというのが私の持論です。私は今期、「勝負」には敗北しましたが、「ゲーム」としては楽しめていたのかもしれませんね。随分長いこと私の考えを述べてきましたが、拙い文章かつある意味どうでもいいことを永遠と書いていて退屈してしまった人が多いことでしょう。僕も正直どうでもいいことを長く書きすぎたような気がします。これから少し忙しくなるのでポケモンを触る機会は減ると思いますが、ちょくちょくブログは更新したいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

2015年5月12日 (火)

悪魔に魂を売ったら電磁浮遊クレッフィをくれた

 今シーズンは最高レート2054(シーズン終了3週間前)で2100にもたどり着けないレートに終わってしまいました。スペシャルレートも同じ構築で29位に終わりました(これに関しては潜る時間的にマッチングしなかった)。理由は中盤調子に乗って終盤を軽んじたことに尽きます。家に着くまでが遠足だってことを忘れていました・・・。完全にイカロスの翼でした。基本的にはスカーフキノガッサ軸を拡張していましたが、ブラッキーやジャローダなど今まで使ったことがなかったポケモンなども積極的に使用してスタンダードとしての完成度を高めようとしました。しかし、僕のプレイスタイルにあっていないポケモンが多く、最終的に元の構築に戻るという回り道をしてしまい、時間が足りなくなってしまいました。回り道をした分、前回の構築の弱点が整理できたので梃子入れを行いました。主に特定のポケモンがいるだけで勝てないというものはほぼありませんでしたが、ガブリアスガルーラゲンガー(ギルガルド)などの並びに対して安定した処理が出来ていないというのが悩みだったのでその3体を崩せるポケモンを探しました。それがブラッキーなのですが、正直数値的に押し切られることがほとんどだったのでより安定するポケモンを考えました。そこで思い浮かんだのは「電磁浮遊クレッフィ」でした。この構築は初手ガブガルどちらもよく誘うのでスカーフガッサのほかにも相手にゴーストがいる場合、展開できるポケモンという僕のニーズにすべてこたえてくれました。そのほかにも少し変更点があるので簡単に紹介しましょう。

クレッフィキノガッサファイアローマンムーロトム(ウォッシュ)メガガルーラ






クレッフィ@食べ残し

図太いHB 電磁浮遊、イカサマ、電磁波、威張る

ガブガル選出されやすいこの構築においては電磁浮遊の有用性は高い。ガルーラはだいたい地震で処理しに来るので電磁浮遊があれば8割は安心できる。HBである理由は電磁浮遊後、捨て身タックルにシフトしてくることなどを考えると全うな選択であると考えられる。ただし他のクレッフィと違い、特殊相手に威張っても効果はかなり薄いので対電気の引き先が必要となる。しかし、この構築に採用されている対電気枠のマンムーはヒートロトムにかなり弱いので相性上はガブリアスのほうが適している。それでもマンムーを採用した理由は後述する。威張る戦法の雑感はHBだとスイクンにもかなり不利なので苦手な特殊相手に交換できるような体制が必要だと感じた。基本的に初手威張るはしないが、1ターン目にどうしても苦手な相手(ヒートロトム)などがいて引き先がない場合は後続のアローやガルーラで展開するために威張ることがある。クレッフィを使った感想としては基本的に身代わりがないので他の型よりハメ性能がないので運ゲーは分が悪いことがほとんどであり、身代わり採用の型は本当に闇だと改めて思った。電磁浮遊は仮想敵が対戦環境のトップに集中しているので腐りにくく、運ゲーなどは抜きに処理できるのでお勧めできる。クレッフィは批判対象にされやすいが、ひとつだけ僕の考えを伝えるならば批判する人は「現実とポケモンの世界を離別して考えていない」ということである。ポケモンの世界は運に左右されやすい。例えば~確定耐え調整などは6.25%でその効力を失ってしまう。あくまでポケモンの世界は運に左右されることを前提で考えなくてはいけない。運ゲーでイライラするのは人として当たり前だと思うが、仕様の上でゲームを楽しむのがプレイヤーであると自分に言い聞かせるしかあるまい。威張るに屈しない心と戦略を持とう。

 





キノガッサ@スカーフ

意地っ張りAS マッハパンチ、馬鹿力、タネマシンガン、岩石封じ

pgl上では前シーズンよりほんの少し使用率が伸びていて少し嬉しかった。選出率は減ったが、やはり詰め方が増えるので使いやすいと思う。

 



 

ファイアロー@青空プレート

意地っ張りHAD(前回と同じ) ブレイブバード、剣の舞、鬼火、羽休め

アロー1体とステロ、対面さえ整えれば勝ち筋を失わない。抜く理由がないので今までどおり採用。技構成も特に不満はない。一点だけ不満なのは最速ギャラと同速なのでS4振りしたいところ。

 

 



マンムー@襷

意地っ張りAS 地震、氷の礫、ステルスロック、叩き落とす

ヒートロトムの重さに拍車を掛けている。ガブリアスでない理由は叩き後のゴツメ持ちへのガルーラの展開を作るためにというのとボルトロス、ボーマンダに厚めにしたいため。我武者羅はシーズン終盤に礫などを受けに来るブシンなどが減って熱湯や毒から入ってくる耐久ポケモンしかいなかったためガルーラで抜けるように叩きにした。叩きにすることで鉢巻カイリューにも対面で勝てるようになったのは大きい。

 

 

 

ロトム@拘り眼鏡

控えめHCS(前回と同じ) ハイドロポンプ、トリック、ボルトチェンジ、10万ボルト

ちょっとだけBに振ってA特化メガバシャーモのとび膝の耐える確率を上げた。9割以上の確率で耐えるので初手に出てくる野郎には無理してアローに引かなくても案外大丈夫。トリックあんまり打たないのでめざ炎がほしいと思う今日この頃。トリック打つ相手に特殊多いのがネック。厳選したくない。









ガルーラ@ガルーラナイト

意地っ張りHAS(前回と同じ) 捨て身タックル、グロウパンチ、不意打ち、炎のパンチ

たまに冷凍パンチが欲しくなるが、マンムーがいるので多少なんとかなる。受けループはだいたいガルーラで崩せる。炎のパンチでたくさんのナットレイやハッサムを火葬した。南無。




 

 

クレッフィ以外まともに変わっていませんが、使いやすい並びだったので変えませんでした。終盤にもう少しメタの傾向をあわせるべきだったなと感じました。ヒートロトムやヒードラン、ライボルト入りなどがめんどうだったのでやっぱりガブリアスのほうがいいのかなと思いつつもガブリアスだと結局ゴツメ持ちに止められるから微妙だなと自分の中でもあまり纏まっていません。勝てなかった理由もほとんど僕の自爆が多かったのでもう少し冷静にプレイすべきでした。クレッフィには使用者にも威張る効果がある・・・?()最後にあまりいい成績ではなく不甲斐ない構築記事となりましたが、読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

2015年4月29日 (水)

ブラッキーの時代

 環境にガルドガルーラの並びが普遍的に存在し、従来の受け系のポケモンではこの並びを処理することは困難である。 困難である理由としてはガルーラという強力な物理アタッカーを受けるポケモンにガルドの後だしからの展開が安定 になる点である。この2体を同時に受け出しから制圧できるポケモンはほぼいないといえる。ガルーラのグロウパン チの存在とギルガルドの毒耐性や攻撃範囲による部分が大きい。この2体を同時に相手にすることができるポケモンは それだけで評価に価すると私は思う。

 

 現環境においてこの役割を持てているポケモンはおそらく2体ほどしかいないと思われる。スイクンとブラッキーである。スイクンは数値的にはクレセリアに劣るものの対面からはこごかぜリフレク、 特殊相手にはミラーコート、耐久殺しの毒に対してはプレッシャー素眠りなど器用な動きができる点が評価でき、ねむ かご型とゴツメ型両方がほぼ同じくらいの数が存在するため、相対的に受け系のポケモンの中では最強クラスになるのは 皆さんもお分かりだろう。しかし、物理ギルガルドには熱湯火傷やほえるの誤魔化しなどしか対応できていないなど不安定な部分も存在する。


「スイクン 画像」の画像検索結果                          「ブラッキー pgl」の画像検索結果



  

 しかし、私はもう1体このスイクンと双璧を成す可能性があるポケモンを挙げたい。ブラッキーである。このポケモンは単悪タイプということで耐性自体はそこまで優秀じゃないものの、受け系のポケモンが一貫をとられやすいゴースト悪タイプの技を半減できる点がまず評価できる。耐久数値も物理特化でヤドランと同等の数値があり、H振りだけでゲッコウガの珠ハイドロポンプが確定3発となる。また、前述したガルドガルーラの並びを1体で崩壊させるこ とが可能なポケモンである。イカサマによりガルーラの対面のグロウパンチを許さず、特性によっては岩雪崩による展開に も対応できる。またガルドに対しても最強クラスの安定性を持ち、剣舞珠ギルガルド以外への後だしならまず負けない。毒キンシガルドに対しては癒しの鈴を入れるだけで対策を講じ得、いばるイカサマでスイクンなども突破できるようになる。 スイクンほど相手をできる数はいないが、ブラッキーはスイクンより安定して相手ができる数が多い。使用感では妖精・ 格闘とトリック対策さえ、行えれば恐ろしく環境に刺さるポケモンであるのでブラッキー入りで構築を組んでいる最中である。良い構築が出来たら公開しようと思うので気長に待っていただきたい。 

2015年4月21日 (火)

芸術的な地雷

 最近よく考えられたメタの張り方をする人がいて歓心してしまう。台パンする前に思わず「やるやん」と口ずさんでしまったポケモンをざっと紹介したい。

ゲッコウガ@ゴツメ
 絶対弱そうなのだがガッサのマッパを誘って冷凍ビームで処理できたりするので思いのほかめんどう。ゲッコウガにゴツメ持たせるのは世も末だと思うのだが、ほかのゴツメ持ちと違って耐久はまったくないが削りさえすれば抜き性能もある上相手のゲームメイクに直接干渉する型といえるので完全否定できない。

ピクシー@オボン
 これまた弱そうなピクシーなのだが、アンコールやステロなど補助技が優秀なのでどういう調整なのかまったくわからないがステロをまかれた上アンコールで起点を作られて負けたので僕からは完全否定できない。しかし、黙って瞑想小さくなる積んだほうが強そうな気はしなくもない。

カラマネロ@スカーフ
 明らかにマイナーよりのポケモンだが相手のガルーラを誘ってからの馬鹿力はうまいと思った。すりかえできる点も可能性を感じなくも無い。

ヒートロトム@食べ残し
 身代わりを採用することで有利対面でのアドバンテージを居座りで得るロトムらしくないロトム。ポリゴン2やクレセリア意識でどくどくが搭載されているらしく、なかなか恐ろしい。

ナットレイ@襷
 たまにいるナットレイ。正直あんまり警戒してないときの不意のステロ電磁波サポートからのエース降臨は恐ろしい。

ギルガルド@襷
 あんまり強そうじゃないけどプレイングによっては相手のゲームメイクに干渉できる。

カバルドン@鉢巻
 余所見してたら急所に当たったとしか思わないよな?






 変なポケモンにはもっとエンゲージしてるはずなのだが、あまり覚えてないということはその程度ということだろう。芸術的な地雷を見つけ次第追加していき、その考え方を吸収したいと思う。






2015年4月 9日 (木)

最近のガルーラ事情

 こんにちは。いまだにスカーフキノガッサでガルーラを狩り取る遊びをしているのですが、相手のガルーラ選出率が9割を超える僕の構築を使う上で最近のガルーラの流行が薄ら薄らわかり始めたので簡単に記事にしたいと思いました。少し前まではH209ガルーラが本当に多かったのですが、最近では意地っ張りASのガルーラが多いと感じます。なぜ意地っ張りASだと判断できるのかというと猫騙しのダメージと僕の使っているマンムーより早いことから予想しています。前シーズンまで多かったH209系統のガルーラに対してはマンムーで上を取れてなんとか勝てるという対戦が結構あったのですが、今では抜き殺されることがほとんどです。これはH209ガルーラに対して一方的に強く、受けに対してもグロウパンチで1:1交換は可能である点から流行りだしたのであろうと思います。ガルーラひとつとっても様々なものが存在するのでポケモンは奥が深いです。最近のガルーラの型について自分なりに整理してみました。





陽気最速ガルーラ@ねこ捨て身地震冷凍パンチ(不意打ち)
 普通に使って一番強いガルーラ。ねこ捨て身による中速への縛り性能が凄まじく、耐久に振っていなくてもそれなりに攻撃を耐える。ガルーラミラーやリザードンルカリオ対面でも安心して技を選択できる。冷凍パンチによりグライランドマンダカイリューなどに一方的に優位を取れる。ゴツメ持ちの物理受けに安易に受けられるので物理流しのポケモンを採用しなくてはいけない。構築に掛ける負担がなく、気兼ねなく採用できる。


意地っ張り準速ガルーラ@ねこ捨て身地震不意打ち(岩雪崩、グロウパンチ、炎のパンチ、冷凍パンチ)
 耐久に振っているガルーラが流行ったことによって増えているガルーラ。最速のガルーラより構築に負担を掛ける。理由としては最速によって素早さにより上からガルーラを対面で処理することを仮定しているポケモン(最速リザY、ルカリオ)に対して安定してくり出すことができるので非常にタイマン性能が高い最速ガルーラと比較してそれらのポケモンに隙を見せてしまいがちだからである。ねこ捨て身の縛り性能は凄まじいが陽気でも事足りる説もあり、耐久に振ったガルーラを一方的に処理できる以外のメリットはあまりないように見える。しかし採用技の観点からは多くはグロウパンチや岩雪崩を採用することによって相手の物理受けを誤魔化せるようにしており、そこが最速にはないメリットであると考えられる。グロウパンチ炎のパンチを採用することによって対受けループに最高クラスの性能を持つことができる。



耐久振りガルーラ@捨て身グロウパンチ不意打ち冷凍パンチ(炎のパンチ、地震)
 H209ガルーラやそれを軽量化したガルーラ群。H209は相手の物理受けから本来であれば失うはずのアドバンテージを逆に奪い取り、ガルーラのアイデンティティを極限まで高めた型と言える。ミラー意識で軽量化したものも多く存在し、耐久振りガルーラのSはイタチごっこになりやすいが、グロウパンチにより下手に交換もできないため、大きな意味を持つ。最速ガルーラにはねこを挟まれなければ勝てるが、準速ガルーラには一方的に倒される。準速同様に採用技によっては最高クラスの受け崩しの性能を持つ。また大抵の攻撃を一撃は耐えるため、後続縛りからグロウパンチが安定択になりやすい。



無邪気両刀ガルーラ@捨て身大文字冷凍ビーム不意打ち
 ほかのガルーラより爆発力が落ちるが、仮想敵に対して一方的なアドバンテージの確保が可能になる型。採用は汎用性が落ちるため構築に依存しやすい。



無限の可能性ガルーラ@秘密の力岩雪崩身代わりグロウパンチ(地震、不意打ち)
 耐久に振り、身代わりを仮想敵に対して残しやすくし、無限の可能性に勝負を委ねる。補助技読みや交換読みでも身代わりが有効に働くのでサイクルを回す構築に対しては思っている以上に脅威になりやすい。



後続に託すガルーラ@秘密の力どろかけグロウパンチ岩石封じetc
 ピクシーなどと一緒に採用されるガルーラ。殺意が無い。


 今の環境にいるガルーラはだいたいこの中のどれかに該当すると思います。これに当てはまらない構成のガルーラは正直対策する価値が薄いので僕は当たったらラッキー程度に考えています。最近は前述の通り、意地っ張りASのガルーラを特に注意しなければいけないと思うのでそのあたりも考えながら新しい構築を考えたいと思います。正直スカーフキノガッサでガルーラ対面処理は辛すぎます・・・。猫騙し2発で処理できマッパで削られるのを嫌って引くのが割りと全うなプレイングだと思うのでうーむって感じです。新生活がみなさん始まったと思いますが、ほどほどのポケモンなどで生き抜きしながら頑張りましょう!最後まで読んでいただきありがとうございました。

2015年3月30日 (月)

オーキド博士から初心者が初めに貰うポケモンはメガガルーラ

 初心者とは基本的にその事柄において経験が浅い人間のことを示すのだが、経験の浅い人間が自分よりも格上の相手に勝つためには何が必要だろうか。少なくとも正攻法では勝てないことは明白だ。ポケモンにおいては自分で持ち駒を調整出来るので確実に負けるとは言いがたいが、将棋などの盤上遊戯においてはその差は歴然となる。そしてこの違いがポケモンというゲームの大きな魅力の一つであると思う。所謂地雷と呼ばれるピンポイントのメタなどが最たる例だ。

 しかし、この仮想敵に対してのピンポイントな机上論上でのゲームメイクは初心者にとっては危険が付き纏う。基本的に経験則に基づいてメタを張るのがメジャーである。初心者は経験則など見出せるはずもなく、他人の経験則を流用することが一般的だ。しかし、ここでいくつかの問題が発生する。流用した経験則が見出された時期、所以、信憑性などだ。昨今のレート環境は流行り廃りが非常に激しいため、その構築の特徴的なメタは流用できなかったりすることがある。そしてどんな理由で採用されたのか理解しておくことが何よりも重要だ。理解しておくことで今後の自分の知識として必要であれば利用できるからだ。信憑性については自分で使用して確かめてみるのが一番手っ取り早い。

 初心者は使いたいポケモンを中心に構築を組もうとすると思うが、それは非常に難しいことである。まずは構築という概念を理解し、それを個々のポケモンを中心のものに拡張しなくてはいけない。構築を考えるのはポケモンというゲームにおいておそらく一番重要な要素である。現実世界で考えるのであれば生物のゲノムを作り出すようなものだ。他人の構築を流用して勝てる人間はその構築をよく理解しているから勝てるのであってその構築の強さが使用者に依存しない絶対的なものではないと感じる。仮に絶対的なものであればそれはソリティアであってもはや「ゲーム(駆け引き)」ではない。その絶対的なものはあくまで目標である。おそらく構築を組む上ですべてのトレーナーが目指す「絶対的な強さ」に過ぎない。絶対的に強い構築とはどんな構築だろうか。それは一体一体のスペックが異常に高く、またシナジーを形成し、あらゆる局面に対応せしめん構築だと私は解釈している。いつか記事にしたグットスタッフとコンボ重視の構築のハイブリットのようなものだ。そしてそのときにも薦めたが、ポケモンの世界で群を抜いた汎用性と役割を持てるポケモンがいくつかいるのでそのポケモンたちを中心に初心者へ薦めるポケモンを紹介したいと思う。なぜこのポケモン達を薦めるのかというと相手に使われる前に自分が使いたいポケモン、つまり敵に回したくないリストでもあり、ぜひ自軍に加えたいリストでもある。とりあえずこれらのポケモンを使ってみて相手はどのように対応するのか、そして相手がどんな風に崩れていくのか自分の眼で確認してもらいたい。

ガルーラ、ガブリアス、ファイアロー、スイクン、ゲンガー

 とりあえずこの5体はスペック、役割範囲と個々の相性から見てオールラウンダーな最強クラスの布陣である。受けを許さず、高耐久、拡張性の高いガルーラ。ポケモンを知らない人でもとりあえずガブリアスって強いんだよねということをわからせるガブリアス。先制ブレバによる潰しの範囲や抜き性能の高さが際立つファイアロー。高い耐久に単水という優秀なタイプ、器用さに定評があるスイクン。特性影ふみによるサイクルカット、またメガシンカしなくても高水準なスペックを持つゲンガー。これらのポケモンをまず初めに使って欲しい。何よりも相手に使われて嫌な顔する前につかって欲しい。その強さの片鱗を味わった上で自分の使いたいポケモンでならばどんな風に組めば彼らを崩せるのだろうかと真剣に考えて欲しい。これらのポケモンは6世代環境において普遍的に「強い」ポケモンに属している。流行り廃りに少々影響されてもそれをリードする力がある。ポケモンを始めて一番最初に一番強い「敵」を使って欲しい。私はただガルーラやガブリアスを卑下する前に自分自身でその強さと綻びを感じて欲しいと思う。そして自分自身の使いたいポケモンに理論を拡張して「絶対的強さ」を目指して欲しい。正解は誰かが易々と教えてくれるものではなく、自分自身で導き出すことに意味があると私は思う。



 最後まで読んでいただきありがとうございました。よくガルーラが初心者はたまた玄人にdisられているのでまず自分の行動を振り返って欲しいという意味で記事にしました。たしかに強いけどゲームバランス崩壊するほどではないし、とりあえず使ってみて強さと弱さを知った上でいろいろ考えて欲しいって話です。読みにくく、長い文章で本当にすみません・・・。

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